平成27年度 【前期】 県民大学 講座報告

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K1 はじめての有機農法 ~育てようおいしさと安心~
講師
 小松崎 将一 氏 (茨城大学農学部 教授) ・ 小林 文夫 氏 (常陸太田市 水稲農家)
 安江  健  氏 (茨城大学農学部 教授) ・ 成澤 才彦 氏 (茨城大学農学部 教授)
 赤須  順  氏 (常陸太田市 ぶどう農家)
日時/曜日
 木・金曜日 14:00~16:00
 5/28、6/11・25、7/9、9/25 (全5回)
講座内容
 有機農業のなかでもっとも基本となる土づくりの仕組みについて学びます。合鴨と水稲の同時作により雑草防除と有機水稲の栽培技術の実際を学びます。作物生産と家畜生産が連携することで、有機物循環による素晴らしい農業生産システムづくりについて理解を深めます。また、植物の根と共生する微生物が、施肥に頼らない自然のメカニズムによる作物栽培につながることを最新の研究成果をもとに解説します。さらに、有機栽培が難しいとされる、ブドウ栽培農家の実例から、肥料を少なくするとこで、植物が健全に生育する実例について理解を深めます。今まで難しいとされていた有機農業ですが、農家の実践と大学での研究成果をもとに、有機農業の魅力を一緒に考えていきましょう。
会場
 常陸太田市生涯学習センター・現地(常陸太田市)
参加人数
 22名 (男性12名 女性10名) 延べ 103名 (修了者)21名
参加者の声(講座アンケートより)
・とてもわかり易く楽しく参加出来た。
・現在の有機農法の研究・実践を理解できた。 
・安全・安心な野菜作りを学ぶことが出来た。 
・座学の内容だけでは実際に有機農法に取り組む際の実践方法が良くわからなかったが、現場を見せていただいて参考になった。

有機農法 有機農法
K2 生き辛さの背後にあるもの -大人の発達障がい-
講師
 伊藤 晋二 氏 (常磐大学 コミュニティ振興学部 ヒューマンサービス学科 准教授)
日時/曜日
 木曜日 16:00~18:00
 6/11・18・25、7/9、7/16 (全5回)
講座内容
 「発達障がい」という言葉は学校現場ではよく知られるようになってきました。しかし、発達障がいを抱えた子どもたちが成長し、大人になった時にはどのような問題が生じてくるのでしょうか?また、発達障がいを気づかれず、成人してからの社会適応に苦しむ人も多くいます。本講座ではこれらの大人の発達障がいの“生き辛さ”に焦点を当てて考えて生きたいと思います。
会場
 県北生涯学習センター
参加人数
 37名 (男性10名 女性27名) 延べ 176名 (修了者)35名
参加者の声(講座アンケートより)
例を含めた分かりやすい、詳しい説明だった。(同13名)
・自分の知りたいことがよくわかった。(同3名)
・先生の実体験を交えての親近感のある安心できる講義だった。
・障害のある人が周囲の無理解・誤解を受け「生き辛さ」を痛感していることがよくわかった。

発達障がい 発達障がい
K3 あっ、かみね動物園だ! ~動物園を味わい尽くそう~
講師
 日立市かみね動物園 職員
日時/曜日
 水曜日 10:00~12:00 (7/15 8:30~10:30)
 6/17・21、7/5・19、8/2 (全5回)
講座内容
 日立市かみね動物園は、茨城県で唯一の動物園です。かみね動物園について、飼育員や獣医など実際に動物と関わっている職員からその魅力を紹介してもらい、動物園の知られざる実態に迫ります。また、実際に飼育やイベントの一端を体験してもらうことで運営側の努力や苦労などを肌で感じ取ってもらい、動物園の将来像などを展望します。
会場
 かみね動物園
参加人数
 18名 (男性5名 女性13名) 延べ 86名 (修了者)18名
参加者の声(講座アンケートより)
・大人になって動物園が楽しく、普段は入れない場所に入り、動物と触れ合えたりで良かった。
・園長を始め、飼育員や獣医の具体的な話を聞くことが出来て良かった。
・日立市のシンボルであるかみね動物園について良く知る事が出来、良い企画だと思う。
・普段できない事を講座にて体験し、今まで考えなかった方向に視野が広がった。

かみね動物園 かみね動物園
K4 続・日本国憲法を読み解く
講師
 田村 武夫 氏 (茨城大学名誉教授)
日時/曜日
 水曜日 10:00~12:00
 5/28、6/11・25、7/9、9/25 (全5回)
講座内容
 日本国憲法が1947年5月3日に施行されてから68年目を迎え、憲法に基づく政治がさまざまな努力で定着してきています。しかし、昨今、現日本国憲法を改正しようとの意見が出され、国民の間でも憲法改正についての関心が高まりつつあります。そこで、そもそも憲法とは何か、日本国憲法の内容はどのようなものなのか、どういう特色があるのか、などについて、憲法条文をしっかり読み解きながら考えてみることが大切です。今回は、平成26年度に開催した講座の続編として、より詳しい解説とともに、質疑応答を意欲的に行い、初めて受講される方にも理解し易い講義とします。
会場
 県北生涯学習センター
参加人数
 32名 (男性21名 女性11名) 延べ 151名 (修了者)31名
参加者の声(講座アンケートより)
・世の中の動向に合致した話が沢山あり、毎日のニュースを見聞きするのに参考になった。(同7名)
・解説が丁寧で親切だった。(同3名)
・現在の環境下において大変意義のある講義であった。
・高校生にも聞かせたい内容だった。

日本国憲法 日本国憲法
K5 人は何故、井戸を掘るのか?
講師
 西原 昭二 氏 (1級さく井技能士・地質調査技士)
日時/曜日
 日曜日 10:00~12:00
 6/7・21、7/5・19、8/2 (全5回)
講座内容
 井戸は地形地質という素材に蓄えられた地下水を汲み上げる構造です。井戸の仕組みから地形地質や水の循環を学習し、身近な水問題から自然環境を考えます。古来言い伝えられた水や井戸の話を自然科学の目線で学ぶことが出来ます。
会場
 県北生涯学習センター・現地
参加人数
 28名 (男性23名 女性5名) 延べ 124名 (修了者)24名
参加者の声(講座アンケートより)
・生活に欠くことの出来ない「水」の原点である井戸について、さく井等最先端の知識を習得できた。
・分かり易い資料と、分かり易い講話内容・構成で理解が進んだ。
・生活に強く結びつくテーマで震災後の今、タイムリーな内容だった。
・講師の人柄、人格、識見が高く、講義内容が大変興味深いものであった。

井戸 井戸
K6 自然災害を学ぶ
講師
 松原 誠   氏 ・ 宮城 洋介 氏 (地震・火山防災研究ユニット)
 三隅 良平 氏 ・ 石澤 友浩 氏 (水・土砂防災研究ユニット
 臼田 裕一郎 氏 (災害リスク研究ユニット)
日時/曜日
 金曜日 13:30~15:30
 6/5・19、7/3・17・31 (全5回)
講座内容
 自然災害に備えるためには、被りうる自然災害のリスクについて知ることが必要です。まず、各種自然災害のリスクを理解し、その知識を活用して個人や地域に適した備えの実現、防災対策の立案・実行について学びます。最後に、それを実行するために必要な知識や情報を得るための環境を知りましょう。
会場
 県北生涯学習センター
参加人数
 28名 (男性23名 女性5名) 延べ 131名 (修了者)26名
参加者の声(講座アンケートより)
・主な災害の種類別の詳しい説明で良く理解できた。(同3名)
・理論のみではなく、身近な例を挙げての講義であった。
・自然災害のメカニズムのみでなく、地域防災のチームづくり、意識啓発についても学ぶことが出来て良かった。

自然災害 自然災害
K7 世界遺産で見る人類の歩みと文化の多様性
講師
 目黒 正武 氏 (NPO法人 世界遺産アカデミー 主任研究員)
日時/曜日
 土曜日 10:30~12:30
 5/30、6/13・27、7/11・25、8/22、9/5・19、10/3・17 (全10回)
講座内容
 世界中の様々な文化を世界遺産から見ていく連続講座です。紛争が絶えない現在の国際社会ですが、他の文化や価値観を否定しているだけでは何も解決しないはずです。他の文化を代表する文化遺産を見るだけでなく、自然遺産も含め、世界遺産から人類の歩みを俯瞰していきます。世界遺産を通して、異なる価値観や考え方に興味を持ち、人類の歴史と地球生成の歴史を見つめ直すことは、日本と日本文化の特徴を再認識することにもつながります。
会場
 県北生涯学習センター
参加人数
 71 (男性43名 女性28名) 延べ 600名 (修了者)66名
参加者の声(講座アンケートより)
・講師の説明がわかり易かった。(同10名)
・人類の歴史や宗教などの多様性の知識を増やすことが出来た。(同7名)
・今まで知らなかった知識が学べた。(同5名)
・資料の内容が豊富で大変役立っている。(同4名)

世界遺産 世界遺産
K8 自分で伸ばそう”健康寿命” ~10年後の自分を見つめて~
講師
 
茨城キリスト教大学 看護学部
 能島 頼子 氏 (准教授) ・ 直成 洋子 氏 (教  授)
 前田 和子 氏 (講  師) ・ 池内 彰子 氏 (准教授
 叶多 博美 氏 (
講  師
日時/曜日
 木曜日 13:00~15:00
 5/28、6/4・11・18・25 (全5回)
講座内容
 日本の平均寿命は世界最高レベルの男女とも80歳を超えています。しかし健康寿命はどうでしょう。長生きしても、健康に支障が出ては「生活の質」は保たれません。“元気で長生き”これこそ「生活の質」が保たれている最大の条件です。
 「生活の質」を“保つ”また“向上”するためには、生活習慣病にならない、なっても悪化させない、そして元気で健やかに老い暮らすために、各個人が食生活や運動、休養等をどう工夫し行動するか、また社会全体が健康を支え守るために何をするかを考えます。
会場
 茨城キリスト教大学
参加人数
 47名 (男性14名 女性33名) 延べ 226名 (修了者)47名
参加者の声(講座アンケートより)
・講師が各々専門的で噛み砕いて教えて貰った。
・健康寿命やライフスタイルについて自分で真剣に考えるようになった。
・看護学部の現役講師の講義を受講する事が出来、有意義であった。
・今気になっていた事なので、参考になり、今後の生活の指針となった。

健康寿命 健康寿命
K9 コミュニケーション ~心のつながり~
講師
 茨城キリスト教大学 生活科学部心理福祉学科
 真鍋 守栄 氏 (教  授) ・ 立木 徹   氏 (教  授)
 鈴木 研二 氏 (教  授) ・ 永原 伸彦 氏 (講  師
 望月 珠美 氏 (准教授
日時/曜日
 火曜日 10:00~12:00
 8/18・25、9/1・8・15 (全5回)
講座内容
 おしゃべりが楽しくてしかたないという若者がいます。他方、「ムダだ!」と腹を立てるインテリや怖くてしかたないと訴えるクライエントもいるのです。おしゃべりに対する気持ちはいろいろです。私たちのコミュニケーションンは日常の会話だけではありません。笑顔などの表情によっても気持ちが伝わりますし、奇妙なことに、遠く彼方で家族が心配そうな声で話していたという臨死体験報告もあります。気持ちが人とつながり、自分自身の気持ちを感じるというコミュニケーション世界は、思っている以上に広くて深いようです。その不思議な世界を楽しんでみませんか。みなさまのご参加をお待ちしております。
会場
 茨城キリスト教大学
参加人数
 36名 (男性9名 女性27名) 延べ 164名 (修了者)33名
参加者の声(講座アンケートより)
・それぞれの先生方の内容が充実しており、丁寧で分かりやすい講義であった。
・話を聞いて自分が感じた事はこれだと思う事が多々あり、これからも気付きを大切にしたい。
・人間味溢れる興味深い内容で面白く、ためになった。
・自分の生き方を見つめ直す機会となった。

コミュニケ―ション コミュニケーション
K10 Beginner’s English
講師
 Stephens M.Patrick 氏 (茨城キリスト教大学 文学部現代英語学科准教授)
日時/曜日
 火曜日 10:00~12:00
 5/26、6/2・9・19・23・30、7/7・14・21・28 (全10回)
講座内容
 The content of this course will center around the conversation of friends.Topics will include things like daily habits, family, hobbies, food and others. The textbook “Making Friends 1 " will be used in this course.
会場
 茨城キリスト教大学
参加人数
 31名 (男性10名 女性21名) 延べ 257名 (修了者)27名
参加者の声(講座アンケートより)
・演習問題が工夫されていて楽しかった。
・ゆっくり話すので、理解できる言葉が多かった。
・受身でなく、ペア・グループの授業内容も有意義であった。

英語 英語